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主室内温度分布と風量が均一化
Befor(未採用)
一般空調の室内機から吹き出し温度は、設定温度対し暖房では暖かく(例30℃)、冷房では冷たく(例15℃)なります。
一般空調は極端な冷暖風が室内で混合されて戻ってくることを前提として制御されています。温度と風量にムラあり
室内機の吹き出し風が直接設備等にかかるため温度ムラや風量のムラが発生します。
恒温化(精度向上など)に悪影響を及ぼします。After(採用すると)
温度と風量が均一化
室内機吹き出し風を前室内で混合させてから主室に供給するため温度ムラが少なく、風の経路を工夫することで、主室内の風量をある程度均一化できます。
効果について詳しくはこちら→性能検証へ
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クリーブース化における清浄度と冷暖房効率の両立
Befor(未採用)
粉塵侵入あり
【完全内部循環型】
前室がなく、ブース内部で清浄ユニットを循環させた場合、ブース内部と外部が同じ空気圧となるため、出入り口からの粉塵の侵入の可能性が残る。
冷暖房効率悪化
【単純陽圧型】
清浄度向上を優先してブース外部から吸気する方法で清浄ユニットを循環させた場合、内部が陽圧になり冷暖房風が外部流れ出てしまい空調効率が悪くなる。
詳しくはこちら↓
清浄設備へAfter(採用すると)
粉塵侵入なし&省エネ
【前室循環&陽圧型】
前室を設け、清浄ユニットの吸気口を設置することで主室から前室への循環風が確保され、空気圧は「主室>前室=外部」となる。
前室を介してから主室に入ることで、出入り時の冷暖房風の外部への排出は最小となり、粉塵は主室には侵入せず確実にフィルタユニットによって除去される。効果について詳しくはこちら→実用検証2へ
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天井前室型で最小化
前室型で温度ムラの最小化を実現したいが、ブースの設置スペースに限りがあり前室分を拡張できない場合は、天井裏に前室を設けて循環させる方法を提案します。
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精密空調や大型ブースでも有効
内部の温度ムラの心配が比較的少ない精密空調や大型ブースにおいても、出入り時の外気侵入を防止するために前室を設置することは有効です。
前室内に業務用空調の室内機を設置し、吹き出しダクトを主室に配管することでより理想的な恒温環境を実現することができます。